離婚と再構築の割合
配偶者の浮気(不倫)が発覚した場合における、離婚と再構築の割合に明確なデータはありません。
多くのメディアや探偵事務所・興信所が独自のアンケート結果を公開していますが、結果はマチマチです。
当サイトの見解として、離婚と再構築の割合と傾向は以下の通りです。
- 全体では再構築の方が多い(6~8割)
- 浮気された側の環境と条件によって傾向が大きく変わる
- 探偵へ浮気調査を依頼する人は離婚比率が高い(7~9割)
再構築が多数派?
幅広い方を対象にしたアンケートでは、離婚・再構築の2択で離婚せずに再構築と答えた方の方が多い結果を出しています。
アンケート結果は再構築が5~7割程度を占める結果になっている所が多いですが、インターネット上のアンケートに答える方は、離婚した方やギリギリまで悩んだ方が多いです。
実際に許して過去の過ちをリセットした方は調査に協力しないケースが多いことを考慮すれば、6~8割は再構築をしていると考えられます。
再構築を選ぶ人の意見
俗に言うサレ妻・サレ夫など浮気されたのに許して再構築する人の主な意見は次の通りです。
再婚が困難なことが目に見えている、親権を持って行かれるのが嫌など。
慰謝料や養育費を貰ったとしても、再構築して夫婦で育てた方が経済的にゆとりが出やすいです。
浮気はショックだったけど、配偶者のことが根本的に好き(愛している)。
離婚したことが親族、同僚、友人、近所の人などへ知られるのが嫌。
住宅ローンでマイホームを買ったばかりで売っても負債が残る状況など。
当初は離婚するつもりが、謝罪を理由に許すケースも多いです。
親へ頼れないなど1人で子供を育てるのが困難。
専業主婦の生活を続けたいなど。
結婚する前から浮気癖があった場合など。
配偶者を大事にしないなど、浮気した原因が自分に合ったと認めた場合など。
簡単にまとめると、仮面夫婦でもいいので結婚生活を続けた方がいいと思うパターンと、愛が残っていて配偶者と別れたくない気持ちを持っているパターンがあります。
愛がない場合は、浮気された側の環境や価値観によって大きく変わってきます。
離婚する確率が高いパターン
配偶者への愛情が無くなっている状況で、以下の環境・条件に合致する人は離婚率が非常に高いです。
仮に慰謝料や養育費の支払いが滞っても自分の収入だけで問題なく生活できる(子育てできる)。
女性の場合は看護師や大企業勤務だと、浮気された場合の離婚率が高いです。
実家に帰れる、金銭的支援を受けられる、子育てを手伝ってもらえるなど。浮気に関係なく実家依存症や自分の親と親密な関係の人は離婚しやすいです。
夫婦2人だけの問題であれば、別れて人生をやり直す際の弊害が少ないです。
住宅ローンの残っていない家を財産分与で自分の家にできる可能性が高い。
低収入、無職、借金がある、DV、育児参加しないなど。
上記の条件に該当する人の全てが離婚しているワケではありませんが、何か一つでも該当することがあれば飛躍的に離婚する人の割合が高くなります。
愛が残っていないくて現実的な弊害が少ないのであれば、再構築を選ぶメリットが少ないのは明白ですよね。
探偵で証拠を掴んだパターン
探偵を雇って浮気の法的証拠を掴む人は、当初から証拠があれば離婚しようと決意している人が多いです。
もちろん例外もありますが、探偵を雇って再構築を選択した場合は多くのケースで調査費用の負担が必要になります。
探偵で証拠を掴んだけど再構築を選ぶ人のパターンでは、浮気相手から慰謝料をもらって別れさせ、当事者(浮気した配偶者)が反省しているケースが多いです。
離婚か再構築を決めていない中で浮気調査の依頼をするのも悪い選択ではありませんが、経済的な問題がある場合はある程度の方向性を決めておくとよいでしょう。
最低でも、浮気の証拠を掴んだ事実を配偶者に突きつけることに抵抗がなければ、探偵の浮気調査を利用する価値があります。
周囲に流されない
結婚や再構築の選択で後悔する人は、周囲の離婚・再構築事例や全体の傾向を気にしている方が多いです。
実際に再構築できるかや離婚で発生する弊害は人それぞれ異なりますので、周囲がどうこうではなく、自分の環境と考えをしっかり整理するようにしてください。
再構築を選ぶ方の意見や、離婚する確率が高いパターンを参考に自分と合致している点があるか確認するのは良いことです。
自分にとっての離婚・再構築のメリット・デメリットと、それぞれの選択で後悔する可能性があることを考えれば、最適な選択が見えてきますよ。